クラブの経営問題が明らかになり、具体的な改善策も示されていない中での監督との契約更新に物事の順序という点では批判もあるだろう。しかし、苦しい中でポジティブなパワーが必要なのも事実。その人柄からサポーターの支持、信頼も厚いプシュニク監督の契約更新は明るい話題と表現してもいいはずだ。
プシュニク監督含め、現場のスタッフ、選手たちはピッチからポジティブなエネルギーでこの苦境を打開しようと努力を重ねている。神野統括部長も監督との契約について「この状況で(年俸を)どんと上げるのは難しい」と話せば、プシュニク監督も「お金のためだけに仕事はしない。そこを重視するならUAEのオファーを受けている」と話したようにクラブの経営状況を反映した契約になっている模様だ。
会見ではU-18所属の光永祐也の来季トップチーム昇格もフライング発表したが、それも来季への熱意の表れか。リーグ屈指の情熱派指揮官が来季も福岡の指揮を執る。
福岡の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(福岡担当 杉山文宣)
2013/11/08 09:38