
お疲れさまです。
愛媛戦はその前の試合の東京V戦に続き、ロスタイム、しかも、ラストプレーで追いつかれるという無念の結果になってしまいました。そんな中ではありますが、愛媛戦での出来事についてのトピックスを2つ紹介したいと思います
まずは見事なFKで一時は勝ち越し点となる貴重なゴールを決めた兵働昭弘選手。この試合では立ち上がりにもポストを直撃する見事なFKを披露し、打ち直しの1本での芸術的なFKとなりました。9月は2日の福岡戦でも見事なFKを決めており、今季2本目の直接FKでのゴールとなりました。そんな兵働選手に今日の取材中、そのことを振ると
「いやいや、もともと、FKを決めるようなタイプじゃないんですよ(苦笑) 年に2回もFKを直接決めたのなんて初めてなんじゃないかな」
とのこと。それでも食い下がってなぜ今、FKの精度が上がっているのかを尋ねると
「練習! 練習してるからね。練習をしっかりやれば、うまくなるんですよ、この年でも(笑)」
と「この年でも」をやや強調しながら明るく極意を教えてくれました。やっぱり、練習っていうのは大事ですね。世のお子さまたちも「この年でも」練習に日々、励んでいる兵働選手の姿を見てほしいものです。
続きましては、岡本昌弘選手。2失点は喫したものの再三の好セーブでピンチを救いました。特に試合終盤、石井謙伍選手のクロスに合わせてアライール選手のヘッドを至近距離ながらバー上にかき出したセーブは見事でした。スカパーの解説の方にも絶賛されたこの場面ですがその実情について本人に尋ねると
「あれね、実は横にはじこうとしてたんですよ。そしたら良い意味で当たり所が悪くて上に行ったんです。上にはじかないこともないですけど、それをやろうとすると空振りが怖いんですよ。あと、あの場面はバーとの距離も近かったし。それで横にはじこうとしたんですけどね。うまく上に行ってくれました(笑)」
と笑いながら教えてくれました。スカパーの解説の方からは、「あそこで上にはじく岡本はさすが」といったようなお褒めの言葉を頂いて中で、実情を明かすのもやや心が引けるのですが、その辺を笑顔を教えてくれるのは、さすがおちゃめな岡本選手です。まぁ、そこを差し引いてもレベルが高いGKであることは間違いないので。
以上、愛媛戦のこぼれ話でした。
(千葉担当 杉山文宣)
2012/10/04 21:46