前節の川崎F戦で先制ゴールを決めたのは阿部吉朗。0-0で迎えた73分にカウンターから見せ場を作った。前田遼一からのパスを前線で受け、右サイドの小林裕紀へ展開すると、相手ゴール前へダッシュ。顔を上げると「(小林)裕紀がタイミングよく視野に入ってきた」(同選手)。ニアサイドへのクロスに迷うことなく飛び込み、豪快なヘディングシュートを決めた。
序盤から“攻める”姿勢を全身で表現した。試合開始直後には左足でこの試合のオープニングシュートを放ち、チームに闘魂を注入。前線からの守備でもチームに貢献した。逆転負けに「やはり勝たないと意味がない」と唇を噛み締めたが、その奮闘は苦しむ磐田にとって明るい材料だ。
今節は、ホーム・ヤマハに清水を迎える。「強い気持ちをもってプレーしたい」と意気込むベテランFWが、2戦連発を狙う。
磐田の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(磐田担当 南間健治)
2013/10/22 18:18