22日、なでしこジャパンはナイジェリア代表との試合に2-0と快勝。現在、26日の再戦に向け千葉県内で合宿中だ。チームを率いる佐々木則夫監督は、「大宮アルディージャ」に改称時の初代監督。大宮での経験が、なでしこを導く上で役に立った部分はあるのだろうか。
「当時、ほかのクラブはJリーグ入りを目指して外国人選手を補強していました。ところが大宮は社員選手が多かった、フィジカルが全然違う。そこで組織でやらないといけない」。
佐々木監督は当時を思い出しながら懐かしい表情で語り始めた。
「なでしこの選手もまったく同じなんですよ。アメリカやドイツなどフィジカルのある選手に対して、組織と戦術で挑まなければいけなかった。僕が大宮で監督・コーチで経験したことがすごい生かされていますね」。その後、ユースの監督も歴任する佐々木監督。そこでも現在のなでしこに通じる体験をすることになる。
(大宮担当 上野直彦)
2013/09/25 18:10