サッカーには、ピッチ上の選手に考えさせるというものがある。大宮には、これが今も強く息づいている。佐々木監督はどう考えているのだろうか。「協調性は必要。同時にピッチの上で考えることの大切さがある。ユース監督時代に高校生と一緒にやる中で強く感じましたね。そこも、なでしこと共通点があると思います」。
現在、大宮は連敗を重ね、リーグ9位。佐々木監督は古巣への思いを語った。「負けこんでくると自信がなくなってくるんですよ。でもね、そうじゃなくて、こういうときこそ、みんなで一致団結して、誰かのミスをカバーしたり、最後の最後まであきらめないで勝負に徹する。ピッチにいる者、サブの選手、関係しているすべての人たちの気持ちが通じ合わないといけない」。
佐々木監督の心の片隅には、いつも大宮の存在があるように感じられた。なでしこは26日にナイジェリアと、大宮は28日にホームでFC東京を迎える。ともに負けられない一戦である。
大宮の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大宮担当 上野直彦)
2013/09/25 18:10