立ち上がりから高い集中力を保ち、いい戦いをした。それだけに、敗れたことが残念でならない。今季の札幌は早い時間に失点を喫し、そのままズルズルと押し切られてしまう試合が目に付くが、立ち上がりをしのげば、だいたいは好ゲームへと持ち込んでいる。この試合もそういう展開に持ち込んでいたし、攻撃の絶対的存在であるハモンも圧倒的な存在感を見せていた。ここで結果を得られれば…という予感があっただけに、残念さもひとしおだ。今季は「1つ勝てば流れは変わる」と何度書いてきたか分からない。だが、いよいよそんなことも言っていられない時期に差し掛かっていることは間違いない。とはいえ、である。1つ勝たないことには何も始まらないことは同じだ。目の前の試合に、すべての力を注いでいくしかない。
(札幌担当 斉藤宏則)
2012/09/04 14:27