「この試合前に生まれてきてくれたのは何らかの意味があるのかもしれない」。かつて主将まで務めた古巣との対戦を2日後に控えた9日、丹羽大輝に待望の第2子が誕生した。
「女の子と接する距離感が分からないんですよ(笑)」。誕生したばかりの長女の写真をスマートフォンで見せながら、照れ笑いする背番号5だが、福岡戦はベンチスタートが濃厚。ユースの後輩でもある西野貴治に定位置を譲る格好だが、それでも日々クラブハウス内でセルフケアを怠らず、大抵の場合、帰宅は最後の部類。出番の有無に関わらず、気持ちを切らさないその姿勢は見事としかいいようがない。
「サブならサブでやらないといけないことも分かっている。頭の中は整理できている」(丹羽)。前節も西野が両足をつったことで急きょピッチに立ったが、長女の誕生で「子供も生まれてくれたし、しっかりと気持ちを持ってやりたい」。
強いクラブには必ず、ベンチに心強いバックアッパーが控えている。そんな丹羽を祝う「ゆりかごダンス」が福岡戦ではきっと見られるはずだ。
G大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(BLOGOLA編集部)
2013/08/10 21:40