3年ぶりに出戻りの形で再加入したレアンドロ選手。大宮戦の2得点で移籍後初勝利に導いたばかりか、大阪ダービーでは「あれはレアンドロのゴールみたいなもの」(佐藤晃大選手)という追撃弾のお膳立てで、チームを窮地から救いました。
C大阪戦では、試合途中にゴール裏のサポーターを煽るポーズで場内の熱気を求めたレアンドロ選手ですが、Jリーグ復帰の大きな決め手となったのは待遇面よりも「熱いサポーターの前でプレーする情熱」(レアンドロ選手)でした。
リーグ戦で初先発した神戸戦でも、ハーフタイムには「ミーティングで話し合ったことを思い出して戦い抜こう」と突然、皆に檄を飛ばすなど戦う姿勢を強調。佐藤選手も「レアンドロのあの言葉で皆が熱くなった」と話すように、残留に向けた救世主としての役割を自覚しています。
そんなレアンドロ選手のモチベーションになっているのが今秋誕生する第2子のこと。お気づきのサポーターもいたでしょうか?大宮戦で復帰後初のゴールを決めた直後、一瞬だけボールをユニフォームの下に隠すパフォーマンスを見せたことを。生まれてくる子の性別は既に男の子と判明しており、家族を大切にするブラジル人らしく、その名は「レアンドロ・フィーリョ(レアンドロの息子)」と決定済み。「あの試合の直前に来日した妻に捧げたんだ」と万博記念競技場に足を運んだ身重の奥さんへ思いを伝えたパフォーマンスでした。
チームのために、そしてまだ見ぬ長男のため。レアンドロ選手はゴールを量産してくれるはずです。
(G大阪担当 下薗昌記)
2012/08/15 18:23