東京Vのトレーニングに参加していた練習生・DF三渡洲舞人の加入が決定。6日の練習後に本人が取材に応じた。
三渡洲はかつて清水でプレーした三渡洲アデミール氏の長男で流通経済大柏高卒の20歳。「まだスタートラインに立っただけ。試合に出てチームを1年でJ1に昇格させるぐらいの気持ちでやっていければ」と抱負を語った。
憧れの日本人選手は田中マルクス闘莉王(名古屋)で、その闘莉王とは三渡洲がまだ小学生だった頃に一度接触。当時闘莉王が在籍していた浦和の練習を三渡洲少年が観戦した際に、「サッカーをやってるの? 頑張れ」と声をかけられたという。昨年秋には大宮のテストにも参加。しかし、その途中で右足首を負傷し、大宮加入は叶わなかった。
それでも本人は「あのけがが僕の“スキ”だった。でも、あそこでもう一回踏ん張れたことが今回の良い結果につながった」と、本人は“大宮での挫折”が必要な経験だったことを強調していた。
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/06 19:28