今年3月、突然川崎Fを退団することを発表した田中淳一。昨季、将来を嘱望されて高卒でクラブに加入し、公式戦3試合に出場するも、さらなる出番と飛躍を求めて、クラブを去ることを決断した。
風貌が田中マルクス闘莉王の父・パウロさんに似ていることから、高校時代に名づけられた“パウロ”のあだ名。川崎Fサポーターにもその明るい性格が好評で愛されていた存在だけに、現状が気になっている方もいたことだろう。そのパウロ、実は現在、ドイツ、オランダを拠点にしながら練習を積んでおり、今後はいくつかのクラブのテストを受けていく予定だという。
パウロに近い関係者は「将来性は本当に抜群。化ける存在として、すでに興味を持っているクラブもある」と、彼が欧州の舞台でプレーする可能性を示唆。思い切りの良い縦への突破と野性的なプレーが魅力のパウロ。早く、欧州のピッチで彼が元気にプレーする姿を見たいものである。
(川崎F担当 西川結城)
2013/06/15 09:30