今季ここまでわずか1勝と、ホームゲームで弱さを見せている札幌。その要因の一つとして、今季はホームスタジアムである厚別競技場の芝生の状態があまり良くなく、志向するポゼッションスタイルを発揮できていない部分が挙げられる。
だが、今節の富山戦を前に財前恵一監督は「確かにグラウンド状態は難しいかもしれないが、そこでもう何試合もやっているので、慣れていなければいけない。ホームの優位性はしっかりと出して欲しい」とチームに求める。
「つなぐところ、シンプルに蹴るところとを使い分けたい」と荒野拓馬が言えば、「ムリにつないでリズムを崩すのもよくないので、シンプルに蹴ることも大事」とベテランの砂川誠も発する。ただし指揮官はこうも続けていた。「チャレンジできるところは、パスでチャレンジして欲しい」と。
財前札幌のベースはあくまでも、ポゼッションスタイルだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2013/06/14 16:08