リーグ戦の中断期間を利用して、鹿島は宮崎で強化合宿に取り組んでいる。リーグ再開後は勝ち点が7も開いている大宮を追いかけなければならない。自然と合宿の練習にも熱が帯びる。
しかし、トニーニョ・セレーゾ監督を含めたコーチ陣は、選手の疲労具合を冷静に見つめ、練習の負荷を判断しているようだ。2月の合宿に引き続き、フィジオセラピーの専門家であるセザール臨時コーチを招へい、選手の心拍数や血液に含まれる乳酸値のデータを基に負荷がコントロールされている。中心選手の岩政大樹も「怖いくらい順調」と白い歯を見せた。
13日の午後には日向灘の砂浜でサーキットトレーニングを実施。照りつける太陽と踏ん張りのきかないゆるい足場に体力を奪われ、苦悶の表情を浮かべる選手も多かったが、集中力を切らすことなくトレーニングを終了。
全員で記念撮影をした後、海に飛び込み波と戯れる姿からは充実した内容がうかがえた。
(鹿島担当 田中滋)
2013/06/14 11:45