頼もしい守備のキーマン・渡邊一仁がようやく帰ってきた。
今季の渡邊は本人も「けがしかしていない」というほどにけがに悩まされてきたが、第10節の徳島との四国ダービーで負った内側側副じん帯損傷の傷も癒え、先週から全体練習に合流していた。
そして9日のG大阪との練習試合で復帰後初の実戦を経験し、持ち味のハードワーカーぶりを披露。復帰直後だったにもかかわらず、約70分間プレーし、仕上がりの良さをアピールした。「コンディションはスゲー良い」と本人も話すように、この日の実戦形式練習でも強い存在感を見せていた。
欠場中もスタジアムで観戦し、「バランスの取り方やプレスのかけ方などをイメージしながら試合を見ていた。そこは自分の中でも整理できている」と割り切って冷静に復帰へのイメージを膨らませていた。
その眼差しが以前よりもギラついているように思えたのは気のせいではないはずだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2013/06/13 19:37