今日の練習は強い雨と風の中おこなわれました。昨日まで連日続いた夏日から一転して冬を感じさせる寒さがチームを襲い、前節、四国ダービーの敗戦では怒りに震えたバルバリッチ監督もこの日は「(体が)凍ってしまいました」と寒さに震えていました。
しかし、選手たちは昨日、今日とみっちり実戦をにらんだ練習メニューをしっかりこなし、グラウンド上の選手からは湯気が上がるほどホットになっていました。練習中の雰囲気は明るくはないものの、前節の敗戦から意気消沈した様子でもなし。どちらかというと、ピリッとした緊張感のある雰囲気です。
実は前節の翌日、選手たちは愛媛においての大一番である四国ダービーで完敗を喫したことによる危機感から、選手たちは緊急ミーティングをおこなっていたのです。試合のVTRを見ながら、何が悪かったのかをそれぞれの選手が意見を述べ合ったようです。前節の試合直後、悔しさから大粒の涙を流していた秋元選手は「ああして欲しい、こうして欲しいとか意見がぶつかり合うことも大事だと自分は思っている。思っていることはそれぞれで違っていたところもありましたけど、そこで言い合えたことは良かったこと。こういう気持ちをぶつけ合うことでチームが戦う集団になれば嬉しい」と今回のミーティングをポジティブにとらえていました。
その影響か、練習でも緊張感のある空気が流れ、集中してトレーニングに取り込めていたようです。しかし、それらのすべては試合で結果を出すためのこと。今節は絶好調の首位・東京Vをホームに迎えますが、もちろん求められるのは勝ち点3であることは間違いありません。
(愛媛担当 松本隆志)
2012/06/22 00:00