甲府は3日から、富士吉田市で5泊6日のミニキャンプに入っている。キャンプ地の富士北麓陸上競技場は、その名のとおり富士山の麓にあり、標高は約1,000メートル。冷涼な気候の中で、選手はトレーニングを消化している。
甲府市内、甲府盆地に深く根付いたヴァンフォーレだが、県の南東部にある富士吉田市はまだ開拓の余地がある地域だ。城福浩監督が「キャンプの目的の何割かはここのエリアの普及、お礼を込めた還元」と口にするように、地域との交流・浸透も大事なミッションとなる。
このキャンプ期間中の3日には城福監督は講演を行い、7日にも選手が小学校を訪問し、給食を一緒に食べるイベントがある。当然、練習などのスケジュールに影響が出るが、「クラブとしてトータルでみれば、そういう時間がプラスになる」と城福監督は前向きに捉えている。
(甲府担当 大島和人)
2013/06/08 08:00