今季、U-18から昇格した齊藤隆成の佐川印刷SC(JFL)への期限付き移籍が4日に発表された。
始動日(1月15日)からの4カ月半を振り返ると「めっちゃレベルが高かったです。自分のプレーがあまり通用しなかった。ほかのプレーはともかく、得意なドリブルはいけるかなと思っていたが…」とプロの実力差を痛感した様子だった。一方で「攻から守への切り替えや、ボールを奪う意識は強くなった」と手ごたえも感じている。
佐川印刷SCは出場機会をつかむこと、その上で「やっぱりドリブルが自分の武器なので、そこを出していきたい」と意気込む。ほかの選手と同じく社業もこなすことになり、昨年所属していた下畠翔吾に話を聞いているという。「それが一番の不安ですね」と苦笑いを浮かべるが、19歳の若者にとっては貴重な経験となるに違いない。
目標の一つとして上げたのは天皇杯への出場。「(2回戦でサンガと)対戦できるように頑張ります」と新天地での活躍を誓った。
(京都担当 雨堤俊祐)
2013/06/05 22:00