京都戦の北九州のゴール裏は、チームカラーの黄色と白で彩られていた。京都出身の渡邉将基の母校、桂高校の学生たちが先輩を応援しに来てくれていたのだ。「あれだけ高校の後輩たちが応援に来てくれたので、気持ちをも入っていたし、勝ったことで最後はみんなと盛り上がることができた。先生も観に来てくれたし、話をすることもできた。今日はサイコーです!」と、満面の笑みで答えてくれた。
試合については「チームでやることが明確だったし、監督の指示や、スカウティングをしてくれた結果だと思う。イージーな部分で失点したけど、自分たちのスタイルを表現して、気持ちを出したので勝利につながった。次はG大阪。この勝利は弾みになる。逆転勝ちは、これから伸びていける証だと思うが、これに満足せずにピリッと締めて、G大阪戦に向かう」。
そう言って、渡邉はバスに乗り込んだ。
(北九州担当 坂本真)
2013/06/03 11:00