山形で小林伸二監督、長島裕明コーチ(09〜10年はヘッドコーチ)の体制がスタートした08年、高卒ルーキーとして加入したのが山田拓巳と廣瀬智靖。ともに昨年、小林監督率いる徳島戦を経験しているが、相手に長島ヘッドコーチが加わったことと、ともにチームの主力に成長して迎え撃つことが昨季との違いだ。
「プレーだけじゃなくて、サッカー選手として大事なことを、まだ右も左も分からないときに教えてくれた。二人とも自分を成長させてくれた人」と語るのは、昨季アウェイ徳島戦のスコアラーでもある廣瀬。特に長島ヘッドコーチとはノート交換を続け、感じたことは技術面、精神面にかかわらず書きとめ、サッカーに対する考えを深めていった。「それを見返すことで解決したこともあった。自分にとってプラスになった」。
「自分のプレーをしてチームの勝利に貢献したい」。思い入れたっぷりの一戦、そのキックオフにいまは備えている。
(山形担当 佐藤円)
2013/06/05 19:34