現在、議論されているJ1の2ステージ制について、過去に2ステージ制を戦い、チャンピオンシップを制してリーグ優勝を経験したことのある柱谷哲二監督は「面白いね」と前向きに捉えながらも、「そのためにもしっかり理由付けをしなければならないのでは」と変更のための定義付けの必要性を説いた。
「元々1ステージ制に変えたのは『世界に通用するタフさを身につけるため』ということだった。Jリーグ側がそれを達成したと考えているのならば、『経営面』を考えて2ステージにするのもありだと思う。やっぱりチャンピオンシップは盛り上がるし、選手として最高の場だからね」と持論を展開。
ただ、そのためにも「以前の2ステージ制に戻すのではなく、よりよい形の誰もが納得する2ステージ制にすることが大事」と語り、「例えば、各ステージの優勝チームと年間最多勝ち点のチームがたすきがけで対戦したり、いろいろアイディアはあると思う。いきなり変更するのではなく、もっと議論をしてさらにいい形の2ステージ制のあり方を考えるべき」と熱弁をふるった。
様々な議論が繰り広げられる2ステージ制。果たしてJリーグはどのような判断を下すのか。
(水戸担当 佐藤拓也)
2013/05/29 17:59