第16節岐阜戦、レベスタに珍しい光景があった。選手入場の際、先頭に立った坂田大輔の姿である。「『あれ?』って思ったでしょ?」と笑ったようにこの試合でプロ人生初となるキャプテンマークを巻いたのである。
本来、キャプテンを務める古賀正紘が欠場、岡田隆がベンチということで試合前日にプシュニク監督から抜擢され、「キャプテンらしく振る舞え」という言葉どおり、抗議の際には真っ先に審判の元に駆け寄るなどキャプテンらしい振る舞いを見せていた。
本人は「キャプテンってガラじゃないけど、勝つことができたし、良い記念になりました」と笑顔を見せていた。
プロ人生2度目のキャプテンについては「次は古賀さんも戻ってくるだろうからないと思うよ」とやんわりと否定。今季、練習試合も通じて初めて90分フル出場を果たした坂田。キャプテンマークを巻こうが巻くまいがチームのために走る姿に変わりはない。
(福岡担当 杉山文宣)
2013/05/27 17:46