ミキッチ選手の負傷によって右サイドMFで出場機会を得ている石川選手は、特徴の走力を生かしてピッチを勢いよく駆けている。
「やっぱり先発の方が試合に入りやすいし、流れにも乗りやすい。プレッシャーとかはあまりなくて、ミスをしてもいいから思い切りやればいいかなと思ってます」。積極的なマインドではつらつなプレーする石川選手が、ミキッチ選手不在の不安を吹き飛ばした。
そして、公式戦に出場する貴重な経験が、攻守のレベルアップに向けた取り組みを具体的にさせているようだ。
「今は森脇君との守備の連係を意識していて、ワンツーの対応とかマークの付き方のところで森脇君の声の通りに動こうと思っている。そこをやっていけば、ミカ(ミキッチ)と違う特色も出せると思いますし、攻撃ではコンビネーションで違いを出したいですね。いかに使ってもらえるか、なので、フリーランニングを頑張ります」。
また、プロ初得点を虎視眈々(たんたん)と狙っている。特に今節は高校時代から一緒にプレーしてきた林彰洋選手がゴールを守っている清水が相手とあって、ゴールの欲求もより高まっているようだ。
「ゴールに絡めるところまでは、いけている。あとはフィニッシュですよね。次はアキなんで、余計に点を取ってやりたいですね」。
(広島担当 寺田弘幸)
2012/08/02 08:10