大卒ルーキーFWの渡辺亮太はちょっと悩んでいる。ルーキーイヤーながらここまで8試合に出場していることは悪くない数字だが、謙虚な性格がゆえに考えすぎるところがあり、プロの水に馴染みきれない部分があることを告白。
「大学とプロとではフィジカルの強さや、プレーの速さが違う」と話し、「ボールを持っても出すところを探しているうちに潰されてしまう」と持ち前の190cm、84kgの恵まれた巨体を生かしきれずにいると感じている。
しかし、春頃の練習まではコーチ陣から叱咤の集中砲火を浴びていたが、「いまも怒られてますけど、前ほどじゃなくなったのでそれは成長なのかなと」とやや頭はスッキリしてきたようだ。
今日の練習では豪快なヘディングシュートやボレーシュートを決めるなど調子は上向きの様子。しかし本人は「(調子が)上がっていると“信じたい”」と謙虚さは変わらず。“悩み”の特効薬として彼にはプロ初ゴールが必要なようだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2013/05/24 19:24