4連勝する中で少しずつチームとして改善傾向にある千葉だが、その一つの要素をして挙げられるのが左サイドだ。大岩一貴は第5節のG大阪戦から左SB、田中佑昌は第14節の富山戦から左サイドハーフと、互いに本職ではないポジションを務めており、特に田中が左に回ってからまだ2試合をこなしただけだが、両者ともに「練習でも試合でも話をしている」とまるで口裏を合わせたかのようにコメントしていることから、意識的にコミュニケーションを図っていることが分かる。
また、大岩が「佑昌くんが気を使ってくれるのでタイミング良く上がれる」と言えば、田中は「二人の関係で崩せている場面もある」。しかし、こちらも両者ともに合致するのが、「もっと良くしないといけないし、良くなる」ということ。両者が縦関係になってから3試合目となる長崎戦、これまで以上にお互いの関係を高め、左サイドから得点につながるようなチャンスを作ることはできるか。
(千葉担当 菊地正典)
2013/05/24 19:08