前節の徳島戦。田中奏一に3試合ぶりの先発出場のチャンスが巡ってきた。「気持ちは入っていたけど、空回りしたわけではない」と冷静であったことを強調した田中だが、「今までで一番悪かった」とうなだれた。
「単純にミスが多く、ボールロストがほとんどだった。前に仕掛けるとか、そういうこと以前の問題です。ファーストタッチが本当に収まらなかったんですけど、ああいう雨の試合っていうのは基本的な実力差が出ると思うんです。この間のJ2も上位のチームが順当に勝っていた。そういうところで力を発揮できないのは自分の実力不足を感じました」
悔やんでも悔やみ切れない試合となったが、チャンスの扉が閉ざされたわけではない。「チャンスがいつ来るか分からないけど、来たときにできるように。それだけを考えて練習で100%を出していきたい」。
2年目のサイドアタッカーは次のチャンスに備える。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/05/23 17:44