
前節、富山戦で自身の今季初、移籍後初得点となるFKを突き刺し、決勝点を挙げた船山祐二。蹴る前は古賀正紘と打ち合わせをし、古賀に合わせるつもりだったそうだが、助走に入った瞬間に直接、狙う形に切り替えたそうだ。瞬時の切り替えにも「ボールを置くときにいくつか選択肢を持つようにしているから難しいことじゃない」と本人はサラリ。さらに「古賀さんには(合わせなくて)怒られました」と笑う余裕まで見せていた。
常々、結果を強く求めていた船山だが「自分の結果が出てチームの勝利に貢献できたのはうれしい。でも、欲を言えば最初から出て貢献したい。ホームで決めないと九州の人たちは認めてくれないと思うし、自分の前に背番号8を着けていた選手がここの生え抜きで愛されていた存在だと思うので結果と勝利で見せないと受け入れてもらえないと思っている。だから、レベスタでゴールを決めたいんです」とホームでの活躍を強く意識している様子だった。
(福岡担当 杉山文宣)
2013/05/20 20:50