今季リーグ開幕から東京Vの守護神を務めてきた佐藤優也にとって、今節の対戦相手である札幌は“古巣”。06年に期限付き移籍で加入し、10年まで在籍した札幌との試合を前に佐藤は何を思うのか。「古巣と言われると力みがちだし、口では冷静にやろうという中でも試合が終わってみれば力んでいたなということはあった。今までどおり自分の気持ちを落ち着かせてチームのためにプレーすることを心掛けて戦う。その結果、試合が終わったときに喜んでいられればいい」。札幌ではファーストGK、セカンドGK、サードGKと、すべての立場を経験したという背番号1。当時はまだ若く、「プレーにムラがあった」と振り返るが、「そのころとは違う自分のプレーを見せたい」と決意を話す。「札幌の聖地・厚別で、『札幌から移籍して良かったね』と思ってもらえるようなプレーをしないといけない」と佐藤。試合終了の瞬間、緑の守護神の前に広がる景色とは――。
(東京V担当 郡司聡)
2013/05/16 19:33