前節・長崎戦では終了間際にセットプレーから失点し、勝利を目前で逃してしまった栃木。追加点が必要だったのか、守備の集中が足りなかったのか、ボールを簡単に失い過ぎたのか…。勝ち切れなかった要因は一つではないし、決定的に何かが欠けていたわけでもなかった。
そんな長崎戦の捉え方をについて、ディフェンスリーダーである當間建文に聞いてみたところ、実に彼らしい言葉が帰ってきた。
「僕自身は追加点を取る立場よりは守り切ることが大事な立場。前の選手は『追加点を取らないといけなかった』と思うことが大事だし、後ろの人は『ゼロで抑えなきゃいけなかった』という思いやりが大事」
日ごろからチームプレーを“思いやり”という言葉で表現する當間。2試合勝ちなしとなった栃木だが、“思いやり”でチームとして前進していけば、再び連勝街道に乗ることができるはずだ。
(栃木担当 片村光博)
2013/05/15 18:32