14日の最後のメニューは、シュート練習(クロスボールをボレーかヘディングで合わせるモノ)だった。そこでクロッサーとなりフィニッシャーとなったのは、なんとストイコビッチ監督。右サイドから次々と正確なクロスボールを選手たちに届けると、最後は選手たちに混じってシュート練習にも参加した。
しかし、監督のボレーを可能にできるかどうかはクロスボールの質に懸かっている。クロス配給役の佐藤和樹は、緊張とも戦っていた。
「すごいプレッシャーです(笑)」
クロスを失敗すれば監督も蹴ることができない。この日もそうした場面があり、「もう一回」というリターンパスを受けていた佐藤だが、「でも去年なんかはこうでしたから」と、監督の取る“お手上げ状態”のポーズを真似て笑う。
「それに比べれば良くなってると思います(笑)」
この日、痛快なボレーを連発したピクシーから「ナイスボール」という言葉がかけられていた。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/05/14 19:48