前節、昇格1年目の長崎に敗戦して5連敗と苦しい戦いが続いている北九州だが、「常日頃から、今日のようなピリッとした雰囲気を作らなきゃいけなかった。少し遅かったが、今日の練習は良かった」とキャプテンの前田和哉が言うように、いままでで一番緊張感のあるトレーニングが行われた。
子供の日ということもあって、家族連れも多く、練習後には笑顔でサインや写真に応じていた選手たちだったが、記者の前では「反省点を言いあった。もう負けたくない、勝ちたい」(森村昂太)、「今度は勝って反省したい」(鈴木修人)、「若いんだから、思い切ってやるだけ。勝ちたくて仕方がない」(柿本健太)と、気合あふれるコメントが続いた。
その中でも特に印象深かったのは松本拓也だ。練習前は、ある選手の車に鯉のぼりを付けて「写真で撮ってくれ」なんて言っていたが、練習後には「準備はできている。後はやるだけ」とだけ話して、足早に去って行った。
(北九州担当 坂本真)
2013/05/05 18:00