今季初の九州ダービーに臨む熊本の相手は、昨シーズンまで指揮を執った高木琢也監督が率いる長崎。熊本からはバス15台ほどをはじめ多数のサポーターが乗り込む見込みで、ここ4試合引き分けている状況を受け、5試合ぶりの勝利を望む思いは大きく膨らんでいる。高木監督は熊本について知り尽くしていると言ってもいいが、そうした中で成長ぶりを見せられるかも見どころだ。
「今年長崎で監督をされることが決まってたからだと思うんですけど、去年の天皇杯が終わったあと、高木さんから『お前のところ、狙うからな(笑)』って言われたんですよ」と話すのは、CBの矢野大輔。
「でも、自分のプレーよりも、いちばんはチームが勝つこと。たとえ悪い時間帯や場面があっても立て直して、1試合通して、いいプレーをしたい」
今シーズンの2勝目を目の前で挙げることが、成長を見せることにつながる。
(熊本担当 井芹貴志)
2013/04/12 16:07