20日、浦和は17日の始動後初めてとなるボールを使った全体練習を行った。前日が室内練習のため非公開、そしてこの日が日曜日だったこともあり、スタンドには非常に多くのサポーターが駆け付け、トレーニングを見守った。
入念なウォーミングアップのあと、「ボールのフィーリングがポイント」(大槻毅ヘッドコート)となるパス練習を実施。要求の声を出してボールを受けること、コントロール、そしてドリブルでの持ち出しなどを長時間確認した。これは有酸素運動の意味合いもあり、時間が経つと選手は肩で息をするほどに。汗だくとなった選手たちだが、充実の表情でクラブハウスに引き上げた。
新加入の杉本健勇は「知っている人も多いし、雰囲気もいい。いい感じに入れている。徐々にこれから上げていきたい」とコメント。司令塔タイプであり中盤での活躍が期待されるエヴェルトンは「非常にいい形で迎え入れてもらった。いいヤツらが多いですね」と笑顔だ。ポルティモネンセでプレーしたファブリシオやマウリシオ、それにポンテ氏から「常に浦和のいい話を聞いていた。迷うことはなかった」そうで、「このクラブに自分の名を残したい」と意気揚々だった。
昨年の負傷の状況でファブリシオ、武藤雄樹らが別メニュー調整中。槙野智章、アンドリュー・ナバウトはアジアカップに参戦している。それでも「選手層は本当にすごい」(山中亮輔)。激化すること受け合いの、ポジション争いはまだまだこれからだ。
なお、22日の沖縄キャンプ入りまで、大原サッカー場での練習はあすまでとなっている。
写真:田中直希
(浦和担当 田中直希)
2019/01/20 13:11