浦和は12日、さいたま市内のホテルで全選手、スタッフが参加する「天皇杯優勝祝賀会」を行った。
埼玉県知事やさいたま市長をはじめとする来賓やスポンサー、関係者の前で挨拶したオズワルド・オリヴェイラ監督は、祝賀会の開催を感謝するとともに、「来年はさらにタフな仕事、難しいタスクが待っている。スタッフや選手たちには、来季、集合するときには家に何も残さず、すべて武器をもってきてほしいと伝えた。そうしないと戦い抜けない」と述べた。また、「ファン、サポーターたちの力を必要としています。一緒に戦いましょう。みんなでタイトルを獲りに行きましょう!」と強く訴えた。
指揮官の話は終わらない。そのあと「もう一つあります」とマイクをとると、今季で引退する平川忠亮を呼び寄せる。「平川は最終節後、監督として埼玉スタジアムに戻ってきたいと話した。ただ、私は少なくとも10年ここで働くので…さいたま市長に立候補してください」。会場が笑いに包まれたオリヴェイラ監督らしいスピーチに、平川が「さいたま市長の平川です」と応じる場面もあった。
写真:田中直希
(浦和担当 田中直希)
2018/12/13 00:03