磐田・大南拓磨の、リーグ戦2試合連続の先発出場が濃厚となった。9日の明治安田J1第32節・FC東京戦に向けて行われたセットプレーの練習時には、スタメン組としてビブスを着用。攻守で入念にセットプレーの確認を行った。
大南は、7日に発表されたU-21日本代表のUAE遠征メンバーにも選出。11日から21日まで同遠征に帯同予定となっている。指揮官は、「アジア大会から帰ってきてから雰囲気がだいぶ変わった。だいぶプロっぽい雰囲気になってきて、ここ(磐田)で試合に出なければいけないという気持ちが強くなったと感じている」と心境の変化について言及。国際舞台での経験が大南を成長させたと分析している。
FC東京戦で指揮官が期待することは、「強力な外国人がJ1にはいる。J1の外国籍選手は、1試合の中で3回くらいスーパーなプレーをする。そういう見方をアイツができていれば、90分間で休むことはないだろうし、自分が良いプレーをするというよりもチームの助けになるプレーを期待している」と話した。
対戦相手となるFC東京には、ディエゴ・オリヴェイラがいる。前節・広島戦ではパトリック、そして今節のFC東京戦ではオリヴェイラと対峙することに。2試合続けて外国籍ストライカー封じが大きな仕事となる。
「(技術的な)ミスは誰にでもある。ただ(頭やプレーで)休んでしまって大ピンチにつながることが起きないようにしてほしい。広島戦で言えば、90分間を通してほとんどそのようなシーンがなかった」と名波監督。その評価が、FC東京戦での起用につながりそうだ。大南には、広島戦同様に高い集中力を保つことが求められる。
(磐田担当 森亮太)
2018/11/09 21:45