「自分は栃木で横山監督に見いだしてもらった一人。感謝しかないので退任は残念です」
栃木の服部康平は7日に発表された横山雄次監督の退任を惜しむ一人だ。J3の相模原でプレーしていた16年、栃木戦での活躍が指揮官の目に留まり迎え入れられた。
「練習を非常にハードにやる監督で、必死についていったらいつの間にか自分の力になっていた」
今季は開幕季の緊急事態に伴って最終ラインのレギュラーに抜擢され、右腕にはキャプテンマークを託されるようになった。
「横山監督はそれまでの自分の考えの甘さを排除するために、プロとして必要な厳しさを教えてくれた人です。本当に感謝しかありません」
成長を実感できた今季も残りは2試合。次節はホームに首位松本山雅を迎える大一番となる。
栃木にとっては今季のホーム最終戦。そして横山雄次監督の退任が発表された直後の大事な試合だ。ともにセットプレーに勝機を見いだそうとする者同士の戦いの中、服部は間違いなくキーマンの一人になる。
「相手は優勝や昇格がかかる可能性のある試合。それをウチのホームでやらせるわけにはいかないんです。必ず勝って、自分も結果を出して、横山監督の花道を飾りたいと思っています」
文・写真:鈴木康浩(エルゴラッソ栃木担当)
(栃木担当 鈴木康浩)
2018/11/10 10:46