今夏、仙台から京都へ加入した金久保順にとって、28日のJ2第39節・大宮戦は特別な思いで臨む一戦となる。大宮は2010年にプロのキャリアをスタートさせた古巣。「NACK5スタジアムが好きなんです。あそこでプレーするのはひさびさなので楽しみ」と話すように、特に試合会場となるNACK5スタジアムでのプレーを心待ちにしている。
金久保が大宮を離れてからすでに6年近くが経つが、実はこれまではアウェイチームとしてNACK5スタジアムを訪れる機会がなく、実現すれば今回が初めてなのだという。「アウェイ側のロッカーを使うのも初めて。なんか変な感じ(笑)」。そう言って笑みを見せながら、「でも、やりにくさはないと思う。たぶん、気持ちよくやれると思います」と思い出のスタジアムでのプレーをイメージする。
とはいえ、懐かしさに浸ってばかりではいられない。いまだJ2残留争いから脱し切れていない京都にとって、大宮戦は結果にもこだわらなくてはならないゲームだ。金久保ももちろん、それを承知している。「そこ(J2残留)ばかり見ていてもダメですけど、勝ちたい。早く残留を決めてラクになりたいです」と話を締めくくり、古巣からの勝点3奪取へ意欲をにじませていた。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2018/10/27 10:54