横浜FMのMF遠藤渓太がルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞した。
ニューヒーロー賞は大会開幕時(今季は3月7日)の時点で21歳以下かつ過去に受賞した経歴のない選手が対象となり、グループステージから準決勝までの各試合会場における報道関係者の投票をもとに、Jリーグチェアマンを含む選考委員会において選出される。
遠藤は神戸と対戦したプレーオフステージこそU-21日本代表としてトゥーロン国際大会に参加したため出場できなかったが、グループステージで6試合中5試合に出場(うち3試合は先発出場)、プライムステージは全4試合に出場(うち3試合は先発出場)し、横浜FMの17年ぶりの決勝進出に貢献。「味方を生かすプレーで得点に絡む活躍を見せたことでメディアからの注目を集め」(Jリーグ)、報道関係者の得票数で1位を獲得した。
受賞会見に臨んだ遠藤は「ニューヒーロー賞をいただけたことを大変うれしく思う」と喜びながらも、「自分の力だけで勝ち得た賞ではない。先輩方やスタッフもそうだし、チームのすべての方のおかげで自分がこの賞を受賞できたと思っています。自分としては大会をとおして受賞に値するプレー、満足できるプレーを披露できたとは思っていない。そのぶん、決勝や今後のリーグ戦で自分の価値を証明できるように頑張っていきたい」と、これまでのプレーに満足する様子はなく、さらなる飛躍を誓った。
遠藤は20日の前節・G大阪戦で負傷したが、「幸いにも重傷ではなく軽傷だった。出場をあきらめるつもりはないし、決勝に向けて練習していくだけ」と話すと同時に、「チーム全員できた決勝だと思っている。だからこそ決勝は獲りたいし、僕個人としてもゴールがないので決勝でしっかり取れるように頑張りたい」と意気込んだ。
横浜FMが01年以来、17年ぶりとなる優勝を目指して湘南と対戦するルヴァンカップ決勝は27日13時5分から埼玉スタジアム2002で行われる。
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/10/22 17:41