FW伊佐耕平やFW三平和司ら選手たちがチームの日常を伝えるインスタグラムがサポーターに人気の大分だが、MF馬場賢治のアカウントは別の意味で熱い視線を集めている。
そこではしばしば馬場の家庭での子どもたちの様子が垣間見えるのだが、とりわけ目を引くのが、5歳になる長男の動向だ。以前からJリーグ選手名鑑を熟読してはDAZNでJ2を観戦し、選ぶカードも渋いというマッドぶりで知られていたが、このたびついに遊具の中に戦術ボードが加わったという。
自チームとして動かすのは父の所属する大分で、マグネットには実在の選手の背番号が記されている。父をベンチスタートさせるシビアさを持ち合わせており、父はなんとなくその理由を聞けずにいるが、息子は「パパはさんぺーくん(三平)と交代して途中からね」と淡々とシミュレーションを続けているようだ。[4-4-2]の相手チームの最終ラインの選手間が妙に広く取られているときなどもあるそうで、奥深い意図をもっていると推察される。
DAZNも「俺より見ている」(馬場)そうで、「今日の松本は[3-5-2]だった」と鋭い指摘を挟むことも。最近はJリーグ選手名鑑を網羅して、父の買ってきた海外選手名鑑を奪い読みふけっているようだ。そのうち観戦講座など開いてくれるとうれしい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/10/13 12:59