J2残留争いを強いられている京都にとって、22日からの3連戦は大きなヤマ場となる。22日のJ2第34節・栃木戦を終えると、それから中3日でJ2・7位の福岡と対戦。さらに中3日で京都と勝点1差の21位にいる熊本との直接対決が控えている。ミッドウィークの福岡戦は7月に大雨の影響で中止になった未消化試合であり、現在20位の京都にとってこの3連戦はJ3降格圏から一気に遠ざけるチャンス。しかし一方で、ここで結果が伴わなければJ3降格圏でシーズンの最終盤を迎えることになりかねない。
主将の染谷悠太も、自らを奮い立たせるように「この3連戦でいかに勝点をとれるかが本当に大事」と話す。「熊本は順位が近いし、勝たないといけない相手。でも、まずは次の栃木戦。栃木にしっかり勝てるように準備をしていきます」。
前節・岡山戦は終了間際のゴールで追い付き、2-2のドローで試合を終えた。シーズンの勝負どころを前に勝点1をもぎとるゲームができたことは好材料と言えるが、「あのゴールが勝点3につながればもっとよかったんですけどね」と主将の言葉からはあくまで勝点3にこだわる姿勢がのぞく。「そのためには失点を避けないと。でも、失点をしたくないからといって消極的になるのではなく、アグレッシブに守備をしながらいかに(失点)ゼロの時間を長くできるかが大切になってくると思います」。
CBというポジションがら、目を向けるのはやはりディフェンス。自身の本分である守備のクオリティーを向上させることがチームが難局を乗り切るための最善の道だと、染谷は信じている。
(京都担当 川瀬太補)
2018/09/19 12:58