湘南とのルヴァンカップ準々決勝第1戦を2日後に控えた3日。J1第25節・浦和戦に先発した選手たちはリカバリーで練習を終えたが、軽くボールを使ったメニューでは笑顔も見られるなど、雰囲気のよさが伝わってきた。
連覇に挑む、今大会のC大阪。クラブとして初のタイトル獲得となった昨季のルヴァンカップでは、大卒2年目のMF木本恭生が大ブレイク。同大会での活躍をきっかけに、リーグ戦でも先発を勝ち取る成功体験を得た。
優勝した昨年度大会を「一生忘れることのできない大会となった」と振り返る木本。「(前回王者ということで)周りからのマークもあると思うけど、『連覇する』という目標をしっかりもって、戦いたい」と今大会にかける意気込みも強い。湘南戦に向けては「ハードワークするチームを相手に、まずは走り負けないこと。そして、同じフォーメーションなので、1対1でマッチアップする回数は増えると思う。攻守において、1対1で負けないことが大事。先手をとることを意識したい」と話す。
システムが[3-4-2-1]に変わって以降、彼の攻撃参加からチームの得点が生まれることも増えている。ルヴァンカップ準々決勝でも、そのプレーぶりが突破のカギを握りそうだ。
(C大阪担当 小田尚史)
2018/09/03 20:02