前節の岐阜戦に勝利した町田は、得失点差で松本を上回り、2016シーズン以来、約2年ぶりにJ2首位に立った。J2最小クラスの予算である町田がトップに立っていることに対して、周囲は黙っていないが、町田を率いる相馬直樹監督は、チームの手綱を引き締めるコメントを残した。
「ありがたいことに周りから甘い言葉をいただいていますが、それに乗っかると痛い目にあいます。ここまでたくさんの失敗をして修正してきていますが、やはり失敗をしないと分からないのかどうか。そういう意味では、本当に自分たちが目の前の試合に向き合えるか。目の前の1試合にすべてを出し切ってチャレンジできるか。それをできるかどうかが大事な試合になる」
第二次相馬体制5年目を迎えるチームは、“一戦必勝”のスタンスを貫き、目の前の試合に全力を尽くすことで結果を残してきた。現状の首位は、あくまでも一つひとつの結果の積み重ねにしか過ぎない。J2首位という状況に惑わされずに、チームの根幹を成すスタンスを貫けるかどうか。今節、敵地での甲府とのゲームは、真価が問われる一戦となりそうだ。
(町田担当 郡司聡)
2018/08/30 18:04