
長崎に新加入したヨルディ・バイスがJリーグデビューへの意気込みを語った。
中断期間でのオーストリアキャンプに参加し、練習試合にも出場。チームが長崎に戻ってから加入が正式に決まったヨルディ・バイス。加入直後は別メニューでコンディションを上げてきたが、現在はチーム練習にも合流。登録手続きに問題なければ今週末の川崎F戦から出場が可能となる。
バイスは「(起用は)監督が決めることなので自分としては何とも言えないですけど、準備はできている状態」と前向きな姿勢を見せた。練習でもすでに「右」、「左」など簡単な日本語を使い、新加入ながら積極的なコーチングを見せる場面が目立つ。高木琢也監督もバイスについて「リーダーシップが取れる」と話しているようにその片鱗をのぞかせている格好だ。
その点についてはバイスも「今、日本語を学んでいる状況ですがまだまだこれから勉強してトライしていかないといけない。例えば、逆サイドから展開したときにボールを受けた選手がどれだけ簡単にプレーできるかを可能にするのに声で知らせるということはすごく大事な要素だと思います。そういうところはシンプルな部分ではあるけど怠らずにしゃべっていくことが大事」と話しており、プレーだけでなく声という武器にも期待ができそうだ。
今週末にJリーグデビューとなればいきなり、昨季のJ1王者が相手となる。それでも、バイスに臆する様子は見られない。「すごく良いチームだと聞いています。勝つことができれば自分たちにとってとてもポジティブな影響があると。自分がもし、出場する機会があれば勝点3を取ることにしっかりトライしていきたい」、長崎に加わったオランダ人プレーヤーがどんな風を起こすのか。追い風を吹かせるためにバイスは全力で臨む。
写真:©VVN
(長崎担当 杉山文宣)
2018/07/20 12:32