東京Vは5日、FWレアンドロの神戸からの完全移籍加入を発表した。先週にはG大阪から泉澤仁のレンタル移籍が発表されており、相次ぐJ1から実力者の加入で前線は一気に厚みが増した。
もともとロティーナ監督のリクエストは「ウイングプレーヤー」、つまり泉澤がそれに該当するが、約1カ月前に強化部から「レアンドロが獲得できそうだ」という話を聞き、即OKサインを出したという。「あんなクオリティーの高い選手が来てくれるなら、言うことはないよ(笑)。ゴールでわれわれに貢献してくれると思う」と、指揮官は大いに期待をかけている。
レアンドロは5日の練習からチームに合流。「引越しの準備などで2日休んでいたため」別メニューで調整したが、「コンディションは非常に良い」と本人は言う。「ここに来るまで神戸で合宿をやっていて、みんなと普通にトレーニングできていた。大丈夫」と、神戸で1年半苦しんだケガの心配を一蹴した。
電撃的な加入発表に「ビックリしました」と伝えると、「それは良い意味でかい?」と笑い飛ばした陽気なブラジル人ストライカーは、東京Vについて「短いパスをつないで、ボールポゼッションを大事にゲームを運び、得点を奪いに行くのは自分の好きなスタイル」と、好印象を抱いていたことを明かした。「自分にとってもまた新しいチャレンジになるし、ここに来れて非常にうれしく思う。目標であるJ1昇格に向けて仕事をしていきたい」と意気込んだ。
写真:芥川和久
(東京V担当 芥川和久)
2018/07/06 12:21