長崎は30日、諫早市内でテゲバジャーロ宮崎、佐賀大学とそれぞれ45分×2本ずつの練習試合を行った。
リーグ戦の中断期間に入ってから初の対外試合となったが宮崎には5-3、佐賀大学には7-2でいずれも勝利を飾った。宮崎戦では先制を許したものの終わってみれば5得点を挙げての逆転勝利。翁長聖、ベン・ハロラン、米田隼也、木村裕、香川勇気と5得点すべてを違った選手が記録したという点もチーム内の競争という点では明るい材料となった。また、佐賀大学戦では学生相手とはいえ、7得点を挙げるなど攻撃陣が活発な動きを見せた。こちらは幸野志有人、澤田崇、吉岡雅和、本多琢人、平松宗がそれぞれ1得点ずつ。木村が2得点を挙げるなど前線の選手たちが結果を残した。
中断期間に入ったが天皇杯2回戦が控えていることもあり、中断期間全体を通してチームがどう取り組んでいくか具体的なテーマはまだ明示されていない。それでも、中断期間前までの戦いを振り返ってチームが意識しているのはボールの保持。佐賀大学戦に出場した飯尾竜太朗も「(ボール保持は)サポートの部分は意識ひとつでだいぶ変わると思う。相手が大学生ということもありましたけど少しずつは意識で変えていける」とこの練習試合でのテーマについて振り返った
保持を意識した分、危険な位置で奪われて失点するという課題は残したものの、テーマへのトライという意味ではまずまずの練習試合となった。
写真:杉山文宣
(長崎担当 杉山文宣)
2018/05/30 20:31