東京Vは27日、ヴェルディグラウンドにてJ3・2位の沼津と練習試合を行った。
スタートはFW林陵平の1トップ、FW高井和馬とMF森俊介が2シャドーを組み、DF林昇吾とFW菅嶋弘希が左右のウイングバックに入る[3-4-2-1]の布陣。前日に行われたJ2第16節・愛媛戦はスコアレスドローに終わっているだけに、チャンスを与えられていないアタッカーたちの活躍が期待された。
キックオフから東京Vがボールを支配しするものの、ペナルティーエリア内になかなかいい形で進入できず、チャンスはミドルシュートに限られた。沼津は東京Vの攻撃を粘り強くはね返してカウンターを狙い、19分には右クロスからDF中島拓真が決定機を迎えた。
突破口を見いだせなかった東京Vだが、30分に右サイドで林昇が縦に仕掛けると、右足で送ったクロスを林陵が頭で合わせて先制する。しかしその後は攻勢を強めた沼津のターン。沼津はFW畑潤基を中心に幾度も決定機を作る。それでも東京VはGK柴崎貴広が好セーブを連発して前半の失点をゼロに抑えた。
互いにメンバーを代えた後半は一進一退の展開になるが、双方とも連係ミスが多くチャンスを作れないまま時間が過ぎていく。終盤、東京Vは85分にMF澤井直人、88分にMF佐藤優平、アディショナルタイムにFWカルロス・マルティネスが次々にペナルティーエリア内で決定機を迎えるが、決め切れず。1-0で東京Vが勝利を収めた。
写真:芥川和久
(東京V担当 芥川和久)
2018/05/27 14:41