数日前、讃岐のTwitterやInstagramの公式アカウントで謎の写真が投稿された。その写真には、スパイク、GK練習用の補助器具、ポール、FK練習の壁に使われるマネキンなど、あらゆるものを頭の上に乗せてバランスを乗っている選手らしき姿。それは、今季加入した鈴木拳士郎だった。
調査をしてみると関西大学時代に「倉庫みたいな場所があって、そこで遊んでいたときに何でも乗せられるなって思ったのがきっかけ(笑)」らしい。当初はボールを乗せていたが、「友達と他の物も乗せてみよう」という話になって挑戦したところ余裕でできたのだとか。
最大で何を乗せたことがあるか尋ねると、「パイプ椅子ですね(笑)。角の部分を上手く乗せてバランス取るんです」。淡々と喋る鈴木の受け答えも面白かったのだが、大学時代にその曲芸を披露したところ「まぁまぁ、うけましたね(笑)。結構写真を撮られたりもしました」。
讃岐の広報担当によると、「このままいけば先日投稿したInstagramの“いいね!数”や“リーチ数”は歴代最高を突破します」。それを聞いた鈴木は、「まじっすか。あれだけですよ」と驚きの表情。「重たくなさすぎれば、何でも乗せられますよ」。謎の自信と謎のプロ意識。幸か不幸か、曲芸師キャラは浸透してしまうことだろう。
写真提供:カマタマーレ讃岐
文:柏原敏(エルゴラッソ讃岐担当)
(讃岐担当 柏原敏)
2018/04/27 17:07