27日、鹿島アントラーズクラブハウスにおいて鹿島の第27期株主総会が開催され、2017年度決算概要を報告するとともに承認された。営業収入は初めて50億円を超えた2016年度に続き、52億円余りを計上したが、人件費の増大とタイトルを逃したことによる賞金額が消失したことにより2年ぶりの赤字に転落した。
当期純損失は1億3千8百万円。過去最大の赤字規模ではないが庄野洋代表取締役社長(写真)は「われわれとしては大きいと理解している」と、真摯に受け止めていた。昨季はあと一歩で優勝を逃し、今季もACLでは日本勢で唯一ラウンド16まで進出したが、リーグ戦では14位に沈んでいる。
庄野社長は「昨季はあと1点が届かなかった。その反省を生かしてアジアと国内のタイトルを狙っていきたい」と、フロントとしてチームをバックアップすることを誓っていた。
(鹿島担当 田中滋)
2018/04/27 17:21