鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が、審判とのコミュニケーションについて訴えた。
前々節・C大阪戦でも判定を巡り、試合後の会見で憤りを見せていたフィッカデンティ監督だが、続く前節の柏戦でも納得のできない判定が続いていた。試合から1日が経った12日、これらについてあらためて言及した。
指揮官が最も気になったのは72分の場面。スローインからのプレーがオフサイドの判定を受けたところだった。「オフサイドのルールが変わったのかと昨日は思ってしまいました。自分が知らないんだったら恥ずかしいので調べたんですけど、そこは以前通りのルールでした」。スローインからのボールはオフサイドの対象にはならない。「普段、PKを与えた、与えていないのところを感情的になって話しているように思われるかもしれないが、(審判が)それ以前のところ(基本的なルール)を間違えているようだったら、普段の私の訴えが響いてないのかなと思ってしまう」と、決して感情論だけではなく、しっかりとしたルールの適用がなされているかどうかの重要性を続けて訴えた。
「審判の方々に対して選手たちが質問しているとき、彼らはインカムで話しているが、誰と話しているのか。ビデオを見ている人がいるわけでもないでしょうに。選手たちに対して『こう見えたからこうだ』って話してくれれば、試合後に『あのときにこう言ったけど違いました』という話もできるし、それで終わりにできると思います」と指揮官。コミュニケーションによるより深い相互理解とレフェリングの改善が必要であり、ミスが起きればそれを認めたうえで先につなげることが必要だと話した。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/04/13 14:46