長い前髪がトレードマークだった川西翔太が、今週のオフ明け、突然“夏毛”になって現れた。
遠目に見れば洗練された足技とアグレッシブなプレースタイルで川西と分かるものの、髪型については思わず二度見。さっぱりとしたスタイルについて訊ねると「切るときはいつもバッサリいきたい感じなんで。自分の中での基本形はあれ(長い前髪)だけど、いまはこういう気分」と笑った。
今季ここまでは途中出場が多いが、ピッチに出ればそれまでのテイストを一変させる存在感で流れを一気に引き寄せる。いわば相手にボディブローの効いてきたタイミングで投入される決定的な“もう一手”といった役回りだ。「交代で入った選手がそろって結果を出した」と片野坂知宏監督も喜んだJ2第7節の千葉戦では、86分に投入されるとその3分後に目の覚めるような個人技で相手を振り回し、トドメとなる4点目を突き刺した。
「最初はダイレクトで打とうと思ったけど、無理矢理打つのももったいないなと思って一旦持って相手の動きを見ようと。で、そのまま流れて左で打とうかと思ったんですけど、相手が3人くらい食いついていたので打つのをやめて、そのまま右に持ち替えたらうまいこと全員引っかかってくれました」
いい意味でアクの強いプレースタイルだが、髪はさらさらのストレート。「多分また伸ばします」とのことだ。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/04/13 07:30