J2第8節・熊本戦での活躍が評価された町田の奥山政幸が、DAZN週間ベストプレーヤーに選出された。
とはいえ本人は「選ばれたうれしさはあるけど、一つの結果として選ばれただけ」と謙遜しており、「今回選ばれたことを過度に意識せず、今後も自分らしくやりたい」と、すでに視線はその先へと向けられていた。
ちなみに今季におけるチーム内でのDF歴代受賞者は深津康太、藤井航大、大谷尚輝ら、複数いるが、彼らはいずれもゴールを決めていたため、熊本戦で無得点だった奥山が選出されたのはチーム内では“異例”のことだった。しかし、奥山本人は「目の前の相手に負けないことを意識していた結果。注目を集めていた田中達也選手とマッチアップしたことも(受賞に)関係していると思う」と冷静に受賞理由を分析している。
今季は左SBのポジションを確保し、開幕からレギュラーを張る奥山。そんな彼の活躍について、目を細めている選手が井上裕大主将だ。
「熊本戦の映像を見たら、もうカバーは必要ないかも、と思えるぐらい1対1に強かった。しかも最近のマサ(奥山)は遠くからでも『裕大、ナイスプレー!』と言ってくれるので、僕の背中を押してくれています」
チーム主将からの“ベタ褒め”に、井上の話を聞いていた奥山自身は、恐縮しきりだった。
(町田担当 郡司聡)
2018/04/12 09:40