長野県出身の麻田将吾が、今節・松本戦に向けて意気込んでいる。
京都U-18出身だが、生まれ育ったのは長野県安曇野市。中学時代にスカウトされ、高校時代に単身で京都へ渡った。少年時代を過ごした安曇野市は松本市と隣り合う位置関係だが、その地域の中でも「松本市に近い場所で、スタジアムには20分くらいの場所でした」。松本の思い出は「テツさん(現在チームメートでもある木島徹也)がプレーしているときに観にいっていました。木島兄弟の印象も強いです」と当時を振り返る。
出場チャンスをつかめばプロ入りしてから初めての松本戦だが、直近で麻田がアルウィンでプレーしたのは「中学3年生のときです。県大会の3位決定戦をやりました。当時はボランチでしたが、そこでゴールを決めました。あのスタジアムでプレーして、個人的にはまだ負けたことがありません」と印象は悪くないそうだ。
しかしながら、プロの公式戦で向かうアルウィンはほかのそれとは事情が異なる。どのチームも松本サポーターの大声援に圧倒され、通常どおりのプレーを見失いがち。初めてのアルウィンならなおさらのことだろう。だが、それも承知の上で「ドアウェイの中でプレーするのは燃えるタイプです。モチベーションも上がります。小さいころから強いチームに向かっていく環境で育ってきたので、その方が自分にとってはやりやすいです」と意欲を燃やしている。
(讃岐担当 柏原敏)
2018/04/05 18:38